ハワイで風邪・下痢で病院へ。海外旅行必携の「海外旅行傷害保険」クレジットカードとは?
いろいろなクレジットカードがありますが、各カードの多くに「海外旅行損害保険」が付帯されていることはご存知でしょうか。当然年会費を要する会員カードであればあるほど、保険は勿論その他さまざまな恩恵を受けることができるのは言うまでも有りません。・・・が、無料会員でも恩恵を受けるにはどういったカードが良いのでしょうか。
例えば、ハワイは日本人も良くいくし比較的治安が良いのかな?・・・なんて安易に考えている方はいるでしょうか。悪くありません。ですが、良いかと言われればNO。です。物が盗まれる、なんてことは普通にあります。特に日本人は、「警戒心」が低いしお金持ちだし、ということで狙われることも有りますので、決して「治安が良い」とは思わないでください。
さて、そんな無料会員でシッカリと補償を受けるにはどうしたらいいのか。そしてどんな補償を受けられるのか。一緒に勉強していきましょう。
- 私がハワイでお世話になった病院の出来事
- 無料会員で充実した補償を受けられるカードとは
- 海外旅行損害保険を受けるための条件
- 保険の対象
- 補償内容
- どうやって病院を探せばいいのか
- 現地での受診方法、支払方法は?
- 結局、どうなの?
私がハワイでお世話になった病院の出来事
そもそも保険なんているのか?とお考えの方もいると思いますので、簡単にハワイで病院を利用した事例を2つほど。
①
日焼けをしようと、AM9:00~12:00まで、3時間程浜辺で眠ってたら日焼けしました(当たり前だ)。事前に日焼けサロンで下地を作っていたので、「余裕だな」とアフターケアをしなかったら水ぶくれ&膿&顔面には白くて分厚い皮ができて、口も1センチくらいしか開けない状態になりました。
現地の病院で、ステロイド注射&ステロイド塗り薬を処方してもらい、無事後も残ることなく治りましたが、約100ドルを超える出費になりました。
②
ホノルルでロードバイクを借りてハナウマベイの方へ旅してきました。その際、帰り道でワイキキで有名な激坂「ウェルヘルミナ・ライズ」を通りました。で、下りのときにブレーキをかけるのに必死で、信号見落として赤信号に突入して、車に激突しました。
細かい状況説明はさておくとして、警察沙汰になることなく終わりましたが、その際に左小指を怪我しました。(指先の肉が一部そげた)
で、その治療をするので約200ドル程度の出費がありました。
もう少し深くいってたら縫うとのことだったので、翻訳してくれた(医者)補助の方に、その場合はお幾らほど・・・?と聞いてみたら
「4ケタくらい行くんじゃないの?」と軽く言われました。
・・・気を付けなさいよというブラックジョークかもしれませんので、本当かどうか知らないけど、怖すぎる・・・!
×
イコール
キケン。
ということで案外、怪我やらナニやらするんですよ、というお話でした。この他にもツレが風邪で寝込んだ際にお世話になることも2,3回ありましたので案外他人事じゃないと思いますよ!
単純にデジカメ落して壊したり、スマホが盗まれたりっていうことも補償されますからね。
無料会員で充実した補償を受けられるカードとは
選択肢としてはオススメが2つ。
①エポスカード(マルイ)
②楽天カード(楽天)
この2つです。
補償内容はエポス、楽天共に近い内容になっています。何故かというと、どっちも引受している保険会社が同じなんですよね 笑。(引受保険会社:三井住友海上火災保険株式会社)
と言っても細かい内容には差がありますので、ひとつづつ見ていきましょう。
あ、もしまだ発行されていない方はこちらの記事をご覧ください。
monoveno.hatenablog.com
時期によってポイントは上下しますが、エポスは5~8,000ポイント、楽天は7~10,000ポイントくらいカード発行でもらえるケースが多いですよ。すでに多くの方が作ってしまっているからこその高額案件ともいえますね。
海外旅行損害保険を受けるための条件
①Visa付きのエポスカードの所有
②旅行代金、又は旅行出発前の交通機関利用料金の楽天カード決済
ということで、エポスなら「持ってるだけでOK」、楽天なら「空港に向かうためのの電車・バス代をカード決済(チケット購入)してね」ってことです。
忘れないように注意する必要がありますが、そんなに面倒な内容ではないですね。なお「チャージのみ」では決済にあたりません。履歴として「カード決済で移動費を支払った」ことが明確になる必要があります。
保険の対象
①Visa付きのエポスカード会員ご本人さまのみ
②・楽天カード[Ⅰ]でお支払いいただいたご本人様 および お支払いいただいた楽天カード[Ⅰ]に紐づく家族カードをお持ちの同行者
エポスの場合は「カード所有者本人のみ」。つまり、家族で行く場合は全員持ってないと意味がないですね。子供はカードを作れないので、ちょっと厳しいかな。
楽天の場合は、家族カードを持っていれば対象。なければ対象外です。ただし、家族カードの申請は原則18歳以上(高校生不可)なので、高校生までのお子様がいる場合は難しいですね。
補償内容
こんな感じでほぼ同一です。
傷害死亡・後遺症の最高額がエポス500万、楽天2000万。
疾病治療費用エポス270万、楽天200万。
救援者費用エポス100万、楽天200万。
以上が異なる部分です。
疾病治療費用、エポスの270万円は他社のゴールド会員並みといえる金額です。
次に重要な携行品損害。これはいずれも20万円ですので差はないですね。スマホとデジカメを1台ずつ壊したり落としたりした、と仮定すれば十分な金額ですよね。
傷害死亡・後遺症は、多くの無料会員系クレジットカードの場合は「2000万」上限です。エポスがかなり低い金額ですが、発生頻度から考えると...といったところでしょうか。
どうやって病院を探せばいいのか
これは日本語対応してくれる窓口が各社ありますのでそこに電話して指示を仰ぎます。ワイキキ内であれば、有名ホテル内に病院があるケースが多いかなと思います。ヒルトンとか。
これは経験談ですが、泊まってるホテル内に病院があっても、違う病院をしていされるケースはあります。それは諦めましょう。
エポスカードの方がいろいろとわかりやすい記載方法になっています。ユーザーに沿った「よくある事例」なんかも取り上げていて、わかりやすいかと。
対して楽天は必要最低限の記載が多いですね。初海外旅行者には優しくないかな、と。
現地での受診方法、支払方法は?
今まで楽天は「キャッシュレス受診」をしてこなかったのですが、ついに「キャッシュレス受診」がOKになったそうです。エポスはもとからキャッシュレス診療でしたので、同一条件になりましたね。
ということでながれは、
- 窓口に電話する
- 症状を話すと、どこの病院へ行くか指示を受ける
- その病院へ行く
- 問診票や受信に必要な個人情報などを記入。会員カード提示。
- 医療を受ける(日本語をしゃべれる補助スタッフがいないことも多々ある。医者は英語しかしゃべれません)
- 薬などをもらって終了。支払いは不要(キャッシュレス受診の場合)
会員カードの提示は必要になりますので、忘れずに旅行へ持っていってくださいね。
結局、どうなの?
最終的に、「持っていれば非常に安心」することに間違いはありませんし、個別に海外保険に入らないようでしたら確実に持っておくべきカードといえます。特にエポスの疾病治療費用270万円上限は非常に心強い金額といえますし、携行品損害でも一般的な旅行であれば、必要十分の金額といえます。
ただお子様がいるようなご家庭の場合は、お子さんに保険をかけるケースもあると思いますので、その際にご両親方を含めるかどうか、という部分が悩みどころになるかもしれませんね。
カップルやご夫婦の二人旅という場合は、大層な怪我をしたり、モノを落としたり壊したりしない限りは無料保険で十分対応できるケースがほとんどかと思います。海外旅行に1個当たり10万円を超える荷物を複数持ち込むなんてことも(普通であれば)非常に少ないケースですし、ね。
ただ、私は(前述事例②のとおり)自転車で事故を起こして以来、海外旅行の際には有料の保険に別途加入するようにしています。交通事故の際に訴訟やらなんやら、人を怪我させたとかってなったら怖いという思いが非常に強くなってしまったためです。私の場合、車にぶつかって相手の車体凹ませてもいますからね...。相手から私がハイスクール生に見えたのか(当時26歳)なにも無かったですけど、成人と見られていればどうなったのかな、考えたくないですね。
ツアーだし、短期間の旅行であれば保険はいらないだろう、と旅行に行ったはいいものの、なにかあった・・・という時に保険がないのは非常に怖いものです。
陸マイラー、海外旅行者にとっては持っていて安心できる一種のお守りなのかなと。そういう意味で必須だと考えていますし、安心感は旅を楽しむために欠かせないものですからね。
ぜひマイル獲得とあわせて、これらのカードは手元に置いておかれることをお勧めします。
※ここまでかいてなんですが、個人で車両の運転やアクティビティを手配する場合は、ちゃんと保険に入ることをおすすめしますよ!