初心者のためのマイル乞食

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ポイントサイトに危険性はないのか、仕組みを検証する。

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多くの方に「ポイントサイト」を使っている、という話をすると

「本当に大丈夫?」って顔をされます。

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そもそも、「ポイントサイト」とはどういう仕組みで成り立っているのか。

お金は出所不明の怪しいところから出てきているのか、そうではないのか。

初心者の方がまず最初に壁を感じる「ポイントサイト」について見ていきたいと思います。

私自身も最初は「怪しい」という気持ちが先行していたのも事実ですので、本記事で皆さんの心配が少しでもなくなればいいなと切に願います。

1.ポイントサイトの仕組みについて

1-1 広告の背景について

 新聞や雑誌、WEBサイト、新聞のつり革やドア広告。最近はデジタルサイネージに映す広告も増えました。
他に言えば、新聞の折り込みチラシやDMといった手法も多くありますが、昔に比べ「安価」になったものも多くありますが、その分「目に見える効果」が非常に落ちてきています。昔であれば新聞や雑誌、TVCMは毎日目にするものでした。数千万の支払いをしても、リターンが来るという実績は強くありました。
(例えば、全国紙で面広告を打とうとすると、僅か朝刊に1回乗せるだけで1000万円~の費用が発生します)

 対して消費者の目は厳しくなりました。水の1つを買うときも、別途検索で複数のお店を見比べるのは当たり前の時代です。趣味も多様化して、様々な場所へ目線を向けるため、1か所に広告出稿をしても効果が出にくい時代背景があります。

 では、限られた費用で確実に結果を出すにはどうすればいいのか。ということで、「ポイントサイト」という形態に改めて目が向けられるようになっています。

1-2 なぜ企業は「ポイントサイト」へ出稿するか

 
 ポイントサイトへ出稿するものの多くは、「アプリゲーム」「会員制サイト」「クレジットカード、ローンカード」「FX・証券(金融投資系)」「美容・健康系食品・化粧品」「モニター(購入、店舗訪問)案件」が多くを占めます。
 なぜこういった企業が多く出稿しているのでしょうか。

 たとえば、Twitterで広告を打つ場合、プロモーションに対してRTやDLがあった場合の成果報酬型広告を採用すると、1件当たり100円~と高額な費用※が発生します。ゲームアプリなどの場合は知名度をまず広げる必要があるので効果は大きいかもしれませんが、知名度は上がってもDL数が伸びなければ意味はありません。
 1万DL突破!というゲームと100万DL突破!というゲーム。どちらか登録してくださいと言われれば、大半の方は後者を選ぶと思います。つまり、宣伝効果としてDLされる実数値も限られた予算内で増やしていく必要があります。

 クレジットカードやFX口座、会員制サイトもそうです。成長しているという実績のためには、「確実に見込める顧客獲得」を毎月行う必要があります。そこで、「ポイントサイト」に目がいくわけですね。ポイント目的の方も多いとはいえ、しっかりと「広告報酬」に対して「自社のサービス」を検討したうえで申込をしますので、両社の思惑が一致している場所といえます。

 某企業が、広告をスケジュール通りに行っていなかった、なんて話もありましたよね。ポイントサイトであれば、「実数値」に対して支払うべき広告費が発生するのですから、透明性が高い広告手法のひとつともいえます。

1-3 ポイントサイトの仕組みは?

 もうご理解いただけたかと思いますが、
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①「ポイントサイト運営会社」は、「国内を中心とした企業」から申し込みを受け取り、顧客(会員)へ広告を行う。

②顧客(会員)は自分の求める商品を見つけ、ポイントサイトのリンクから各企業へ直接申し込みを行う。
=申し込みにかかる個人情報等は、ポイントサイト側では一切取り扱わない。

③結果に応じて、「顧客に支払うポイント費用」と「広告実施費用」を受け取る。

④顧客へ「成果としてポイント(報酬)を支払う」

以上、TVCMや、新聞・雑誌の広告とほぼ変わらない事業構成になります。

2 ポイントサイト運営会社は危なくないのか?

2-1 大手企業が契約する理由

 運営会社はどこも小規模で、極端な話、倒産する危険性は常に持ち合わせています。(ドットマネーのように、Amebaなど体力のある企業がバックボーンの運営会社もありますので一概には言えませんが)
 倒産した場合はポイントの補償等はされない可能性が高いでしょう。そういう意味では、危険性はあるかもしれません。そういったリスクは、最初から受け入れる必要がありますが、企業のサービスを使う以上、どんな企業であっても持ち合わせているリスクであると思います。

 少なくとも、メガバンク系列の企業や、一部上場している企業が広告手段として採用しているのですから一定の信頼性は持ち合わせていると考えて良いのではないでしょうか。

2-2 個人情報のリスク

 個人情報のリスクは避けて通れない話です。例えばちょびリッチというサイトを運営する「株式会社ちょびリッチ」のサイトを見てみると、プライバシーマークの表記は見受けられません。ウェブサイト上で「適切な管理」を謳っています。

ちょびリッチ / 個人情報について

ですが良く考えてみれば、ちょびリッチの場合登録が必要な情報は

・名前
・生年月日
・性別
・住所(都道府県のみ)
・メールアドレス
だけなんですよね。

ここで個人情報の定義をもう一度見ておきましょう。

この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報 に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるも の (他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することがで きることとなるものを含む。) をいう。
※個人情報保護法における「個人情報」の定義について - 経済産業省より抜粋

Q:メールアドレスは、個人情報に該当しますか。
A:メールアドレスには、個人情報に該当するものとしないものがあります。記号を羅列したもの(例えば「0123ABCD@soumu.go.jp」)のように、それだけでは特定の個人を識別できない場合には、個人情報には該当しません。しかし、特定の個人の氏名を記載したもの(例えば「〔氏名のローマ字記述〕@soumu.go.jp」)のように、特定の個人を識別できる場合には、個人情報に該当します。
総務省 個人情報の該当性 Q&AページQ3-2より抜粋

これだけだと、「個人で使うポイントサイト」の会員登録を「個人を特定」するメールアドレスで登録する。普通に考えればごくごく少数でしょう。本人のリスク管理の意識の問題も出てきそうです。
(私個人の意見として、ポイントサイト専用のメールアドレスを別途用意されることをお勧めしています)

またこれらの情報が流出したとして、被害を混むる可能性は主にスパムメールなどでしょうか。メールやパスワードを他の会員登録と共通のものを使っていると危険ですが、それは個人の管理の問題なので、ここではリスクとは取りません。

Yahoo!などでは住所や電話番号、クレジットカード番号など登録しているケースも多く大きな問題に発展しますが、仮に前述の情報が流れたとしても、管理をしっかりとしていれば「リスク」も最低限ではないでしょうか。

3 結論としてポイントサイトの危険性は低い

 以上、ポイントサイトの仕組みと危険性を考察してみました。少なくとも私自身は「危険」というイメージは持っていませんし、仕組みを改めて理解すればなんてことはない、普通の運営組織です。

 商品購入やクレジットカード申し込みなどは全て、個々の提供会社のWEB上で入力・管理されていますので、当該ポイントサイト運営会社が知ることもありません。そういった意味で、十分に危険性は低く、リスクも最小限であると考えています。

 

※本記事はちょびリッチをはじめとした、会員数の多い企業を対象に執筆しております。すべてのポイントサイト(と運営会社)を調べているわけではないので、予めご了承ください。